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なぜ「心身魂」の健康なのか?

 碧のホロンは復業(マルチプル・ジョブズ)で国家資格を持つ保健医療職(保健師)です。

 
 日本では、スピリチュアルヘルスというと、ターミナル(終末期)ケアにおける看護者(介護者)が、患者に対して生きる意味と意欲を回復できるように、またその家族を支えるための精神的なサポートが多いようです。ここの現場は「医療」です。

 医療従事者の業界ではよく「保健医療福祉」と言う言葉が使われますが、碧のホロンの専門職としての現場は「保健」であり、予防領域です。
 
 病気になる前に、病気が重症化しないように。

 これは一つの予防の形ですが、そもそもは「より良く生きるために」「より健康でいるために」サポートするのが予防としての保健です。ですから、スピリチュアルヘルスにおいても、

心身魂の健康を維持増進するために、クライアントが抱えている問題や生き辛さ、今度予測される健康障害をクライアント自ら予防していく、そのために必要なセルフケアを身につけてもらうこと

これこそが、スピリチュアルヘルス(心身魂の健康)専門家としての活動です。

 また、採択こそされていませんが、過去に健康の定義に関して、以下のような提案が複数回出されました。

「健康とは、病気でないとか、脆弱でないということではなく、肉体的にも、精神的にも、霊性的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた動的な状態にあること」
(下線部が1998年のWHO執行理事会の提案内容。日本WHO協会訳を改変)
 
 この場合の社会的健康とは「他人や社会と建設的でよい関係を築けること」と厚労省は示しています。
社会と建設的で良い関係を築くという概念はわかりにくいですが、個人として言えば社会の最小単位は「家族」ですし、「会社組織」も社会です。
 
 家庭を含む人間関係に苦しんでも、経済的不安からその場に留まる人
 会社や組織に適応できず苦しんでも、収入を得るため、生活のために辞められずにいる人
 
 その人たちは社会的健康が満たされていませんが、「生活力/お金(経済力)」という障壁で身動きが取れなくなっています。この問題解決のため、スピリチュアルヘルス相談所ではビジネスサポートも行っています。
 


 

スピリチュアルヘルス4.0とは

マーケティングの概念の中でも近年注目されているものに、マーケティング4.0があります。
コトラーという経営学者が提唱している理論です。

マーケティングとは、顧客の需要に対して供給を届けるために必要なすべての行為・活動をいいます。1950~70年代に生まれたマーケティング1.0、1990年代ごろから始まったマーケティング2.0、1990~2000年代に生まれたマーケティング3.0に次ぐコンセプトで、

マーケティング4.0=自己実現「求める自分になる」ことです。

これをスピリチュアルヘルスに当てはめて考えると、
【自己実現】という心身魂の需要に対してどのような供給、つまり【選択と行動】をとればいいかを一緒に考えるすべての行為・活動がスピリチュアルヘルス4.0なのです。
 
今現在の世界では心身魂の健康と「ビジネス」が切り離すことができません。
しかし、保健師としてのスキルや経験ではこの「ビジネス」に対応できないため、ビジネスコンサルを主軸としているメンターに学び、ビジネスサポートを含めたオリジナルメソッドを確立しました。
 
セッションでは、心身魂の健康を阻害し、辛く苦しい現実を、どのように「豊かで幸せな状態」に書き換えるかをお伝えしています。